2024年2月 中山可穂『猫背の王子』集英社文庫 2000.11.2 右目は完全に乾いていた。左目の涙はとめどがなかった。いつかこれを芝居で使おう、とわたしは思った。善と悪とに引き裂かれるひとつの肉体。二重人格者の悲しみの表現。半身ずつを完璧に使い分けて神…
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